我が先輩堂々引退す
はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶり、麻布学園化学部です。
本日の部活動では、筆者から見れば化学部最後の先輩に当たる高校2年生の部員の皆さんの引退式が行われました。現高校2年生の先輩方は2022年の9〜10月に行われたの後から化学を指導する立場となり、通常の約半分となる約半年で次なる2023年5月の文化祭に臨み、多少の混乱はあったもののそれを乗り越えて展示大賞の投票で上位に食い込む健闘に導いた偉大な方々です。彼らを失うことはとても悲しいことですが、これを最後の、そして笑って思い出せる出来事にするべく、本日午後1時半より彼らを見送る「引退式」が開かれました。これは例年と同じく(と言ってもブログには書かれていないのでご存じの方は化学部のOBや現役部員、その保護者の皆様くらいかと思いますが)先輩方が一人ずつ残される部員にお話をし、それぞれの先輩に縁がある物を寄せ書きの色紙とともにプレゼントするという催しです。
といっても先輩の中には喋ることが思いつかずにネタに走る人もいますし、渡されるものも多くの場合先輩方をイジることを意識して選ばれることが多いです。しかし、そのおふざけは一部先輩の真面目な演説と相まって、遺される部員に「良き思い出」を授けてくださいました。少なくとも筆者は生きている限り今日という一日を忘れないでしょう。
引退式がお開きとなったあと、部員たちは今やOBとなってしまった先輩方との別れを惜しんでカードゲームを楽しみ、高校生部員の大半はOBとなった先輩方と六本木のサイゼリヤにて思い出話に華を咲かせました。筆者は2023年5月より部長を務める同輩や先代の総務の方などと同じ机で食事をとったので、先輩方の指導の裏話や現部長の愚痴が主な話題となりました。その後多くの参加者は近場のドン・キホーテに向かいましたが、筆者は麻布から家が遠いため同行しなかったので、彼らが最後に何をしたのかを知りません。きっとそこにもまた彼らの思い出ができていたことでしょう。
本日をもって、麻布学園化学部は名実ともに現高校1年生の部員によって指導される事となりました。先輩方が遺してくださった化学部を維持し、また発展させていこうと思いますので、暖かく見守っていただければ幸いです。
2023/11/25 麻布学園化学部広報Y.O
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