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有機化学班、始動!

初めましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶり、麻布学園化学部です。今日の部活動では、新しく創設された有機化学班によりエタノールの合成が開始されました。この実験で使うものはイーストと砂糖(今回はグラニュー糖を使用)水です。イーストを砂糖水に入れると、そこに含まれるブドウ糖を酵母菌が分解し、二酸化炭素とエタノールができるのです。これを反応式で表すと次のようになります。

C₆H₁₂O₆→2CH₃CH₂OH+2CO₂

ブドウ糖 エタノール 二酸化炭素

下の画像は、実際にイーストを砂糖水に入れたものです。

 色が濁っているのはイーストが入っているからで、管理者によると液面の泡は酵母によって発生した二酸化炭素で、液が入っている丸底フラスコに封がされているのは、上記の反応は酸素があると進行しないためだそうです。

 この反応が十分に進み、エタノールが合成された場合は蒸留によって濃度を高めることが予定されています。有機化学班班長は、「今は室温で放置することしかできませんが、いつか温度と発効時間を管理できるようにしたい」と今後の展望を語りました。

 それでは次の記事で会いましょう。良い一日を!


2023/11/06 麻布学園化学部広報Y.O

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