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3種の香料

 はじめましての方ははじめまして、そうでないかたはお久しぶり、麻布学園化学部です。

 文化祭まであと6日となった今日の活動では、展示物作成の一環として4人の部員が同時に香料を合成したため、実験室はバナナと湿布が混ざった名状しがたい香りで満たされました。

 そんな活動の末に、3つの香料が完成し、記念に撮影まで行われました。この記事では、実際に作られた香料について紹介します。

 1つ目の香料は酢酸イソアミルです。この酢酸イソアミルは酢酸とイソアミルアルコールの脱水縮合により合成されたもので、バナナの香りがします。

 あまりにも純度が高いため、蓋を開けずともバナナの香りを感じることが出来ます。

 2つ目の香料はサリチル酸メチルです。このサリチル酸メチルはサリチル酸とメタノールの脱水縮合により合成されたもので、湿布薬の匂いがするそうです。なおら筆者はその匂いからマヌカハニーを連想しました。

 これの合成の過程で実験室は隅から隅まで独特の匂いに包まれました。

 3つめの香料はクマリンです。クマリンはサリチルアルデヒドと無水酢酸から合成できる香料で、桜の匂いがします。このクマリンは今日作られた香料の中で最も匂いが穏やかな香料です。

 これら3つの香料のうち、少なくとも酢酸イソアミルとサリチル酸メチルは5/2からはじまる文化祭にて展示する予定ですので、少しでも気になった方はぜひとも麻布学園まで足を運んで頂ければ幸いです。

 それでは次の記事でお会いしましょう。良い一日を!


2024/04/27 麻布学園化学部広報Y.O

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