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謎の薬品容器

 はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶり、麻布学園化学部です。

 今日は砂金掘り大会前最後の練習を行い、いくつかの実験も行いました。

ひとつはBZ反応の実験です。先日紹介したのはBR反応でしたが、あれと同じ振動反応です。振動反応について改めて軽く説明しておくと、一般的に化学反応では反応物が一方的に生成物に変化するか、ある平衡状態に達してしまいます。しかし振動反応では、反応物が生成物に変化し、それがまた反応物に変化し、といった繰り返しの反応が起きるのです。今回行ったBZ反応もBR反応と同様に水溶液の色が繰り返し変化する実験ですが、BR反応とは変化の周期や色が異なっていて面白いです。

また、中学受験の理科でもおなじみ水素の発生実験も行いました。塩酸とアルミニウムを使って発生させた水素を試験管に集め、燃焼させるという簡単な実験ですが、金属が酸に溶ける反応と水素が燃焼する反応の両方を観察できますし、何より水素が燃焼する時の音は何度聞いても飽きません。

これらの実験の動画の一部はXに投稿しているので、ぜひご覧ください。


 話は変わるのですが、筆者は今日化学部にある薬品を整理する作業をしていました。その時に見つけた水酸化バリウムの容器がこちらです。

文字の多くが消え、残った文字も印刷がずれていたのです。"Barium"の"u"の役割を果たしていたであろう傾いたuの字が画像真ん中らへんにありますが、これを触ってみたところ簡単にはがれてしまいました。一体なぜこのようになってしまったのでしょうか…分かる方がいらっしゃいましたらお教えいただけないでしょうか。

 それではまた次の記事でお会いしましょう。さようなら!


2024/7/24 麻布学園化学部広報K.N

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