【朗報】分子模型第一号、完成する
初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶり、麻布学園化学部です。
今日の部活動での最大の出来事は、何と言っても分子模型班が進めていたカーボンナノチューブの分子模型が完成したことでしょう。
出来上がった模型
実のところ筆者はもう少し時間がかかると思っていましたが、組み立て開始からわずか2,3回の活動で完成してしまいました。
今日の分子模型班への取材では実際に組み立てる過程を見ることができたので、その様子も紹介します。
活動の最初の方では、分子模型班の班員たちは初めにカーボンナノチューブの側面のパーツとなる球3つ、竹ひご4つのパーツをたくさん作っていました。画像は取り忘れてしまったのですが、この他に球1つに竹ひご2つのパーツも量産されました。
パーツがある程度出来上がり接着剤が乾いたら、既存の模型に付け加えます。
まずは竹ひごで球を刺す位置の当たりをつけます。画像では赤丸で囲んだ球に矢印で指した竹ひごを刺そうとしています。
当たりをつけたらその位置を錐で刺して穴を開け…
接着剤を塗った竹ひごを所定の深さまで挿し込むという手順になっています。これを、新たに取り付けるパーツの竹ひごを刺す数だけ繰り返すのです。勿論接着剤が固まるまでには時間がかかるので、新しくつけたパーツに間髪入れず更に新しいパーツを入れることはしません。模型の高さを一段分ずつ増やしていき、乾くのを待つ間に次のパーツを作っていました。そんな気の遠くなりそうな作業にも終わりは来るもので、ついに今日この模型は完成したのです。
最後のパーツが取り付けられる瞬間
最後のパーツが取り付けられた時、化学部の活動場所である化学小実験室では歓声が湧き起こりました。分子模型班班長は「人生でやりたいことが一つ叶って満足だ」と喜びを表しつつ、「次の題材は未だ決まっていないので、今度の話し合いで決めようと思う」と次の活動も見据えた発言をしました。分子模型班の皆さんの次回作にご期待下さい。
2023/11/04 麻布学園化学部広報Y.O
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