期末を越えて
はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶり、麻布学園化学部です。
化学部の活動は期末試験最終日に当たる3月9日から再開され、様々な実験が行われました。
3月9日には、冷蔵庫で保管されていた硫酸銅水溶液の中に美しい結晶が再び発見されました。
硫酸銅の結晶の発見は予言されていましたが、同じく冷蔵庫で保管されていたクエン酸水溶液中に偶然にも大きく気泡も殆ど入っていないクエン酸結晶ができているのが見つかりました。
9日にはバイオ班が管理していた酵母による発酵中の砂糖水の換気も2週間ぶりに行われ、13日にはフェーリング液を用いて砂糖水の発酵が終わったかの確認が行われました。
フェーリング液は青い液体で、加熱するとブドウ糖と反応して赤褐色になることが知られています。
確認の結果、フェーリング液は次の画像のようになりました。
実験の結果、フェーリング液はバイオ班の砂糖水(右の試験管、液が全体的に赤褐色になっている)砂糖と反応した場合(左の試験管、砂糖が沈んでいる底の部分が赤褐色に変化した)と同様の反応を示しました。よって、発酵は終わっておらず液中には砂糖が残っていると考えられます。
また、13日にはエルビウムを添加した色ガラスやビスマスの結晶が複数個作られました。
それでは次の記事でお会いしましょう。良い一日を!
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